アステナHDは中期計画のローリング目標などに注目集まり反発基調、「ニッチトップ戦略」などに期待

■決算発表の翌日は下げたが売上高の年平均成長率7.3%などめざす

 アステナホールディングス(アステナHD)<8095>(東証プライム)は1月17日、406円(6円高)まで上げた後も堅調に推移し、前取引日・16日の6%安(26円安の400円)から反発基調となっている。13日に発表した11月決算で、今期・2023年11月期の連結業績予想を営業利益62.5%減などとしたため売り先行の形になったが、同時に中期計画のローリングも発表。「ニッチトップ戦略」などを推進し、3年後の売上高593億円(前期比19.5%増)をめざすなど、着実な拡大を進めるとし、改めて見直される相場になっている。

 同社グループでは、グループ中長期ビジョン(Astena 2030 『Diversify for Tomorrow』)達成に向けて3つのサステナビリティ戦略(プラットフォーム戦略、ニッチトップ戦略、ソーシャルインパクト戦略)などの各種施策に取り組んでいる。

 1月13日は、これに基づいて中期経営計画(23年11月期から3ヵ年)のローリングについて発表し、到達年度となる25年11月期の数値計画として、連結売上高593億円(22年11月期比19.5%増、目標期間の年平均成長率7.3%)、営業利益22億円(同2.7倍、同年平均成長率74.4%)、ROE5.6%(22年11月期末は2.1%)などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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