ユー・エス・エスは「中古車価格、新車を逆転」など好感され下値圏から出直る

業績でみる株価

■「下期計画に変更なし」で株価は調整基調だが転機到来を期待

 ユー・エス・エス<4732>(東証プライム)は1月18日、続伸基調となり、午前10時にかけて2055円(34円高)まで上げて下値圏から出直っている。中古自動車のオークション運営などを行い、10日に発表した「USSグループ中古車オークション実績(速報)」が好調。18日は、「中古車価格、新車を逆転」(日本経済新聞1月18日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されている。「スズキのジムニーは3割上回る」(同)という。

 第3四半期(2022年10~12月)3ヵ月間の中古車オークション実績(速報)は、出品台数が前年同期比16.9%増加し、成約台数は同5.5%増加した。11月に発表した第2四半期決算では、上期の上振れを反映し、今3月期の連結業績予想を増額修正した。ただ、「下期計画に変更なし」(決算説明資料)としたことなどを受け、株価の反応は限定的にとどまり、12月半ばからはむしろ軟調に推移してきた。こうした傾向に転機が訪れる期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る