インフォメーションクリエーティブの第3四半期は、増収増益

■金融機関向け、マイナンバー制度関連等でソフトウェア開発の需要拡大

 インフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)の第3四半期は、増収増益であった。

 第3四半期業績は、売上高50億08百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益2億28百万円(同8.4%増)、経常利益2億75百万円(同15.0%増)、純利益1億39百万円(同65.1%増)。

 同社は、ソフトウェア開発事業、システム運用事業、その他事業(パッケージ開発・販売)を展開し、顧客常駐型で情報サービス分野における総合的なソリューションサービスを提供している。顧客別に見ると日立システムズや日立ソリューションズなど、日立グループ向けが全体の約6割を占めて収益源となっていることから収益は安定している。

 今期は、大型のIT関連投資案件が見込まれる金融機関向け、マイナンバー制度関連のシステム整備案件が見込まれる官公庁向けを中心として、ソフトウェア開発の需要が拡大する見通し。利益面では増収効果に加えて、前期の一部案件の作業超過発生の影響一巡も寄与する。純利益は前期計上の特別損失(ソフトウェア減損および投資不動産減損)一巡も寄与する。

 今期15年9月期業績予想は、売上高71億34百万円(前期比10.1%増)、営業利益4億05百万円(同17.1%増)、経常利益4億37百万円(同14.4%増)、純利益2億76百万円(同184.4%増)と2ケタの増収増益を見込んでいる。

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