【どう見るこの相場】原油相場の行方

どう見るこの相場

■08年12月の33ドルが下値のフシ、産油国と先進国の合同会議開催なら底打ち反発へ

<Q>ついに原油相場は60ドルを割ったようだが。

<A>12月12日の原油先物相場は57ドル台へ大きく下げている。60ドル台割れは2009年半ば以来だ。

<Q>NYダウも大きく下げているようだが、なぜか。

<A>12日のNYダウは316ドル安の1万7281ドルと急落している。シエールガスのコストは1バレル当り60ドルと言われる。その60ドルを切ったことで採算が悪化するとしてエネルギー関連銘柄が下げに転じている。

<Q>原油相場はどこまで下がるのか。

<A>下値の大きいフシということでは2008年12月の33ドルということになってくる。今回は原油相場下落でも産油国が「減産」をしなかったため下げ足にブレーキが掛からなくなっている。当面、中東産油国と先進国のせめぎあいだろう。

<Q>妥協点は。

<A>経済がグローバル化している今日では、原油安→産油国の購買力落ち込み→先進国の輸出減少となって、行きすぎはお互いにマイナスだ。遠くない時期に産油国と先進国を含めた拡大会議が開かれ、相互理解の道が開かれたら原油安は止まるだろう。中東諸国も水素エネルギープロジエクトに一枚、加えさせて欲しいということも予想される。

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