インテージHDの今期第1四半期業績は、増収大幅増益で順調なスタート

■「マーケティング支援(ヘルスケア)」の収益が大幅に改善

 インテージHD<4326>(東1)の今期第1四半期業績は、増収大幅増益で順調なスタートとなる。

 第1四半期連結業績は、売上高93億27百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益4億02百万円(同48.2%増)、経常利益4億18百万円(同69.8%増)、純利益2億40百万円(同84.0%減)であった。

 今期より、開示セグメントを「マーケティング支援(消費財・サービス)」、「マーケティング支援(ヘルスケア)」及び「ビジネスイ ンテリジェンス」の3区分に変更している。

 売上高に関しては、主力の「マーケティング支援(消費財・サービス)」の売上が伸びたことで、ほかの2セグメントの減収をカバーしたことで増収となった。

 利益面については、「マーケティング支援(ヘルスケア)」の収益が大幅に改善し黒字転換したことで、ほかの2セグメントの減益を吸収し、大幅増益となった。
 最終利益については、前期にあった関連会社売却益の影響で減益となった。

 ヘルスケアにおいては、前期に一部事業を譲渡したが、EDC(電子的臨床検査情報収集)の受注が好調に推移した ことや、アンテリオにおいてカスタムリサーチの受注件数が増加したことなどにより微減にとどまった。一方で、事業の譲渡によるコスト削減や組織構造の変更に伴う業務の効率化などにより、利 益が大幅に改善し、営業利益は3億43百万円(前年同期△6百万円)となった。

 第1四半期の業績が順調にスタートしたことで、通期業績予想は当初予想を据え置いている。
 今期通期連結業績予想は、売上高460億円(前期比4.7%増)、営業利益38億円(同6.4%増)、経常利益37億70百万円(同9.4%増)、純利益24億円(同2.6%減)を見込んでいる。
 最終利益の減益予想は、前期の関連会社売却益の影響。

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