日本マニュファクチャリングは、7日前場引け後に第1四半期業績と第2四半期の利益面での上方修正を発表したことでストップ高

■第1四半期は大幅増収増益、第2四半期業績予想も大幅増収増益

 日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)は、7日前場引け後に第1四半期業績と第2四半期の利益面での上方修正を発表したことでストップ高となった。

第1四半期連結業績は、売上高155億12百万円(前年同期比33.4%増)、営業利益4億59百万円(同426.6%増)、経常利益4億66百万円(前年同期29百万円)、純利益2億51百万円(同4百万円)と大幅増収増益であった。

 第1四半期が好調であったことから、第2四半期の利益面での上方修正も発表された。第2四半期連結業績予想は、売上高は当初予想通りの321億80百万円(前年同期比35.3%増)、営業利益は期初予想を5億10百万円上回る9億円(同279.8%増)、経常利益は5億80百万円上回る8億50百万円(同478.4%増)、純利益は3億65百万円上回る4億50百万円(同443.1%増)と利益面での大幅上方修正により大幅増収増益を見込む。

 利益面での修正理由としては、海外EMS事業において、白物家電を中心とした高収益案件の受注増となったことと、さらに、前第4四半期から連結対象となったパワーサプライ事業において、製造コスト及び販管費等が、想定以上に抑制することができたことが挙げられている。

 しかし、通期連結業績予想については、中国をはじめとするグローバル経済に不透明な要素も残されているという理由で、当初予想を据え置いている。

 株式市場は、第1四半期の好業績、第2四半期の上方修正を評価して、株価はストップ高となったが、利益面での変化率が高いことから、年初来最高値829円を意識した動きが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る