タカミヤは「当社サーバーに不正アクセス」を発表したが後場一段と強含む
- 2023/1/23 15:03
- 材料でみる株価
■攻撃者のリークサイトに当社名が掲載されていることを確認
タカミヤ<2445>(東証プライム)は1月23日の後場、一段と強含む相場となり、14時40分を過ぎて385円(8円高)まで上げて出直り高となっている。午前11時30分に「当社サーバーに対する不正アクセス」を発表したが、発見したのは昨2022年12月で、現在は対応が進んでいるもようのため、株価への影響は軽微のようだ。
発表によると、不正アクセスが判明したのは昨2022年12月で、業務システムへのアクセス障害を確認したことから、システム管理者が調査を行い、社内サーバーに保存されていたファイルが暗号化されるなど、ランサムウェアであるLockBitに感染したことが判明した。直ちに復旧作業を開始するとともに、攻撃対象サーバーに関するデジタルフォレンジック調査を実施する外部専門機関の選定作業等を開始した。1月7日、ランサムウェア攻撃をしたと名乗るものからメールを受信し、また、攻撃者のリークサイトに当社名が掲載されていることを確認した。
初期調査の結果によれば、攻撃者は、当社ベトナム拠点に対して不正アクセスを行った上でグループの社内サーバーに侵入し、ランサムウェアを実行し、ファイルの暗号化を行ったものと考えられるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)