【季節の一枚】炎天下の鎌倉の大仏様にインタビュー
- 2015/8/9 19:45
- 季節の一枚
2015年8月9日(日)、炎天下の鎌倉大仏様にインタビュー。
<Q>大仏さま、熱中症は大丈夫ですか。
<A>忍耐強い私だが、さすがにクラクラしている。私は、奈良の大仏クンのように世界遺産ではないけど、「国宝」だから、国民皆さんの平和と健康を祈って、こうして暑さに耐えているんじゃよ。だけど、正面からみれば、泰然と見えるじゃろうが、横から見てくれ、暑くてウナダレとるんじゃよ。
<Q)大仏さん、ひょっとして木の衣でなくて金属ではありませんか。
<A>そうだよ。1240年頃にできたころは木の造りじゃったが、天災地変で壊れてから強い青銅製になったんじゃ。たぶん、ワシの体温は70度c位にはなっとるだろうな。さわるでないぞ、さわったら火傷するぞ。
<Q>大仏さんは、800年近くも庶民の暮らしを見守ってきてくれたわけだけど、地球温暖化はなんとかしなくてはいけませんね。
<A>オイラも地震による津波で流された経験があるんじゃよ。東日本の地震に見舞われて方々は気の毒なことだった。この先、暑さにも寒さにも耐えて、皆さんの幸せを祈り続けるつもりだが、皆も、一人ひとりの心がけで温暖化を防ぐよう努力してほしいと願っておる。
<Q>海まで近いですね。
<A>15分も歩けば、由比ガ浜だよ。茨城県ではサメが出たらしいが、ここは大丈夫らしい。多くの海水浴客で賑わっているらしい。ワシも、ほんとうは、座禅を一休みして海で体を冷やしてきたいところじゃ。