【株式市場】日経平均は32円安、後場110円安まで下げたが回復し小反落にとどまる

◆日経平均は2万7362円75銭(32円26銭安)、TOPIXは1978.40ポイント(2.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億8370万株

 1月26日(木)後場の東京株式市場は、パナソニックHD<6752>(東証プライム)が一段ジリ高となり、世界最高感度のハイパースペクトル画像撮影技術の発表など好感され、大日本印刷<7912>(東証プライム)は引き続き米投資ファンドの買い増し観測で続伸。一方、自動車株や機械株には一段軟調な銘柄があった。日経平均は31円安で始まった後前場の安値を割り、13時過ぎに110円93銭安(2万7284円08銭)まで軟化したが、大引けにかけては下げ幅を縮め、小幅反落にとどまった。

 後場は、伊藤園<2593>(東証プライム)が一段と強含んで推移し、原料調達の安定化策や業績堅調など手がかり材料視され、帝国ホテル<9708>(東証スタンダード)は14時の四半期決算発表を受けて急動意。日本ギア工業<6356>(東証スタンダード)は業績予想の増額などで朝方ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。セレンディップ・ホールディングス<7318>(東証グロース)は午後インフォアジャパン社とのアライアンスパートナー契約を発表し14時頃から急伸。エコモット<3987>(東証グロース)は遠隔臨場システムの国交省採用など材料視され前後場とも買い気配のまま大引けまでストップ高。

 新規上場のテクノロジーズ<5248>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま値が付かず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の2300円で買い気配(公開価格1000円の2.3倍)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8370万株(前引けは5億715万株)、売買代金は2兆4658億円(同1兆3002億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は761(前引けは756)銘柄、値下がり銘柄数は966(同969)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、精密機器、その他製品、水産農林、化学、空運、繊維製品、倉庫運輸、鉱業、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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