日本バイリーンが大株主2社によるTOBを受けストップ高気配
- 2015/8/10 10:16
- 株式投資ニュース
日本バイリーン<3514>(東1)は10時を過ぎて買い気配のままストップ高の1039円(150円高)で推移し、2000年以降の相場で最高値を更新している。7日付で上位株主の独フロイデンベルグと東レ<3402>(東1)が日本バイリーンに対してTOB(株式公開買い付け)を行うこと、およびこれに賛同することを発表。TOB価格1200円に向けて急伸となった。
フロイデンベルグは日本バイリーンの株式を約33%保有する筆頭株主で、東レは同じく17%保有する2位株主。TOBは、フロイデンベルグの完全子会社FTホールディングス(公開買い付け者)が行うが、東レはFTホールディングスに出資し、TOB成立後の姿としては、FTホールディングスの株式議決権をフロイデンベルグ75%、東レ25%保有する予定で、日本バイリーンは上場廃止になる予定。東レも3.5%高の1052.5円(35.5円高)と堅調に推移している。