【株式市場】日経平均は18円高、中国景気関連株や銀行株などはしっかり

◆日経平均は2万7381円18銭(18円43銭高)、TOPIXは1979.85ポイント(1.45ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億4407万株

 1月27日(金)前場の東京株式市場は、長期金利の上昇を受け、みずほFG<8411>(東証プライム)などが出直りを強め、中国景気に敏感とされる安川電機<6506>(東証プライム)などは中国の旧正月明けに期待とされてしっかり。値がさの半導体関連株は総じて軟調となったものの、信越化学<4063>(東証プライム)は自社株買いが好感されて堅調。日経平均は取引開始直後の89円92銭高(2万7452円67銭)を上値に一進一退となり、午前10時半前には35円84銭安(2万7326円91銭)まで軟化したが、前引けは堅調さを取り戻した。

 河西工業<7256>(東証プライム)は昨年11月に上海ロックダウンの影響を受けて業績予想を下方修正した分、中国の旧正月明けに回復の期待が強いとされて出直り拡大。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は豊中市(大阪府)が「おいくら」を導入し不要品処分によるリユース事業を開始との発表など好感され出直り拡大。ナノキャリア<4571>(東証グロース)はmRNA医薬品に関する提携が好感され買い気配のままストップ高。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)は「最強寒波」による水道、電気のトラブル増加が材料視され出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4407万株、売買代金は1兆4053億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は871銘柄、値下がり銘柄数は849銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、銀行、化学、卸売り、繊維製品、鉄鋼、電力ガス、小売り、パルプ紙、電気機器、輸送用機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る