【株式市場】日経平均は3円安だがTOPIXは小高い、四半期好決算株など活況

◆日経平均は2万7429円59銭(3円81銭安)、TOPIXは1983.19ポイント(0.79ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億2468万株

 1月31日(火)前場の東京株式市場は、電力株が軒並み高となり、料金値上げに加え、東京電力HD<9501>(東証プライム)などが出資するJERAの決算に液化天然ガス市況の安定化効果が見えてきたとされ活況高。円安を受けて自動車株や王子HD<3861>(東証プライム)などの紙パ株が総じて堅調に推移した一方、日清オイリオG<2602>(東証プライム)なども高い。日経平均は取引開始後の60円77銭高(2万7494円17銭)を上値にダレ模様となり、午前10時30分頃に54円29銭安(2万7379円11銭)まで軟化したが、前引けにかけては持ち直した。TOPIXは堅調だった。

 バルカー<7995>(東証プライム)が業績予想の増額修正と自社株買いを好感されてストップ高となり、オリエンタルランド<4661>(東証プライム)は増額修正が好感され一段と出直り、日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)は第3四半期減益だったが31日全面開業の羽田空港「羽田エアポートガーデン」に感熱システム大量採用のもようとされ、防衛関連株高にも乗ると大きく出直った。アンジェス<4563>(東証グロース)は「慢性椎間板性腰痛症」治療薬の開発開始に期待強まり活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2468万株、売買代金は1兆2763億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1214銘柄、値下がり銘柄数は561銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、電力ガス、パルプ紙、水産農林、その他製品、食料品、倉庫運輸、建設、陸運、非鉄金属、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る