TDCソフトが高値更新、積極投資で販管費は増えるが増収効果が上回るとし注目集まる

■業績予想を増額修正、2000年以降の高値を2日ぶりに更新

 TDCソフト<4687>(東証プライム)は2月2日、再び上値を追い、取引開始後に1648円(56円高)まで上げて株式分割調整後の2000年以降の高値を2日ぶりに更新している。2月1日の16時に2023年3月期の連結業績予想の増額修正を発表し、買い優勢となった。第3四半期の決算発表を2月7日に予定するため、目先的にはここで買い材料が出尽すとの見方はあるが、すう勢的には通期決算発表に向けて業績好感相場が続くと見られている。

 2023年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は22年9月に発表した前回予想を5.8%上回る34.50億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.4%上回る24.40億円の見込みに見直した。人材確保・育成などの投資を積極的に加速させているため販売管理費は増加する見込みだが、金融ITソリューション分野など好調で販売管理費の増加を増収効果が上回っているとしたことなどに注目が集まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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