【株式市場】日経平均は292円高、次期日銀総裁も緩和継続の期待などで低金利が追い風の銘柄など活況高

◆日経平均は2万7801円97銭(292円51銭高)、TOPIXは1982.28ポイント(12.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億970万株

 2月6日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株安を受けて半導体関連株などは朝から軟調だったが、日銀の次期総裁候補を巡り、量的緩和継続派とされる副総裁に政府が打診と伝えられたことを受け、低金利が追い風になる不動産株や商社株、リース株などが軒並み高となった。三菱商事<8058>(東証プライム)は業績予想の増額と自社株買い発表も加わり活況高。住友不<8830>(東証プライム)は羽田空港の国際線直結の複合施設『羽田エアポートガーデン』全面開業もあり活況高。また、円安が再燃したため自動車、機械、重工株なども高い。日経平均は255円高で始まり、311円76銭高(2万7821円22銭)まで上げて前引けも上げ幅300円に迫る水準で値を保った。

 アイ・アールジャパンホールディングス<6035>(東証プライム)は第3四半期決算の各利益が通期予想を超過したことなど好感され急伸。オーバル<7727>(東証プライム)は通期予想の増額修正など好感され急伸。東和ハイシステム<4172>(東証スタンダード)は午前11時の四半期決算発表後に急伸しストップ高。ユニフォームネクスト<3566>(東証グロース)は四半期決算が好感され一時ストップ高。セキュア<4264>(東証グロース)は「闇バイト」凶悪事件など受けた需要増期待などで3日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億970万株、売買代金は1兆5927億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1246銘柄、値下がり銘柄数は517銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、卸売り、不動産、輸送用機器、海運、鉱業、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼、建設、倉庫運輸、ガラス土石、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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