【株式市場】日経平均は79円安となり2日続落だがTOPIXは堅調で4日続伸

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7606円46銭(79円01銭安)、TOPIXは1983.97ポイント(0.57ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億9500万株

 2月8日(水)後場の東京株式市場は、後場寄りと同時(12時30分)に四半期決算を発表した東レ<3402>(東証プライム)が大きく値を消し、13時に発表したSUBARU<7270>(東証プライム)、旭化成<3407>(東証プライム)なども水準を下げ、全体相場の様子見気分を強める形になった。中で、前場堅調だった銀行株は上げ幅を保ち、三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段ジリ高。ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)などの石油株も市況高による高業績期待などで高い。日経平均は138円安で始まり、14時過ぎまで横ばいで推移。大引けは2日続落だが下げ幅を縮めた。TOPIXは小高く4日続伸。

 後場は、テレビ東京ホールディングス(テレビ東京HD)<9413>(東証プライム)が一段強含み、引き続き業績・配当予想の増額と自社株買いの枠拡大など好感。日本紙パルプ商事<8032>(東証プライム)は13時の四半期決算発表を受けて一段高。ナガセ<9733>(東証スタンダード)は株式3分割など好感され手前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配で推移。ZOA<3375>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され中盤から上げ直し高値引け。免疫生物研究所<4570>(東証グロース)は一部黒字転換など好感され2日連続ストップ高。ジェイテック<2479>(東証グロース)は四半期決算の進ちょく率など好感され一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億9500万株(前引けは5億6361万株)、売買代金は2兆7877億円(同1兆4721億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は993(同907)銘柄、値下がり銘柄数は744(同808)銘柄。

 東証33業種別指数は14業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、石油石炭、サービス、銀行、陸運、鉱業、倉庫運輸、空運、電力ガス、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る