【株式市場】好決算株が高くTOPIXは8年ぶりの高値に進む

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万808円69銭(84円13銭高)、TOPIXは1691.29ポイント(12.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億9090万株

チャート15 10日後場の東京株式市場は、前場の円高基調が鈍化した上、上海株式が3%を超える大幅続伸と伝えられ、日経平均は後場寄りから前週末比でも堅調相場に転換して大引け間際に96円30銭高(2万820円86銭)まで上げた。終値での2万800円回復は6月24日以来。好決算を発表した銘柄が次々と値を上げたほか、大成建設<1801>(東1)花王<4452>(東1)が4%高となるなど、主力株の動きに幅がみられ、TOPIXは2007年以来の高値を更新した。

 パイロットコーポレーション<7846>(東1)が7日に発表した第2四半期決算と通期予想の増額修正などを好感して後場も一段上値を追い、KDDI<9433>(東1)も同日発表の四半期決算を好感して高く、東洋ゴム工業<5105>(東1)は11時に発表して免震ゴム製品の性能問題に関連する特損がほぼ出そろったとの見方などから急動意。アウンコンサルティング<2459>(東マ)は訪日旅行や海外観光客向けネット広告好調とされて年初来の高値に進み、日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)は7日に発表した四半期決算と9月中間期の予想の増額修正などを好感して高い。

 東証1部の出来高概算は21億9090万株(前引けは11億2123万株)、売買代金は2兆6579億円(同1兆2656億円)。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は1367(同941)銘柄、値下がり銘柄数は447(同815)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、繊維製品、その他製品、パルプ・紙、情報・通信、陸運、空運、医薬品、建設、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る