日清オイリオGは大きく出直って始まる、通期業績予想の増額修正など好感、1ヵ月半ぶりに3300円台を回復
- 2023/2/10 09:38
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■第3四半期の営業利益59%増、適正な販価形成、生産性向上など寄与
日清オイリオグループ(日清オイリオG)<2602>(東証プライム)は2月10日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は7%高の3410円(225円高)まで上げ、約1ヵ月半ぶりに3300円台を回復している。9日15時に発表した第3四半期決算の連結営業利益(2022年4~9月・累計)が前年同期比58.8%増加など大幅増益となり、今3月期の連結業績予想の増額修正も発表し、好感買いが先行している。
国内での「適正な販売価格の形成や生産性向上」(決算短信より)や、海外での「原材料価格高騰を背景とした販売価格の上昇や付加価値品の販売数量増加に伴うマージン改善」(同)に加え、円安基調などが寄与し、4~9月累計の連結売上高は同35.5%増加した。今3月期の業績予想は、22年5月に発表した予想に対し、売上高は10%上回る見通しとし、営業利益は13.1%、親会社株主に帰属する当期純利益は6.5%上回る見通しとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)