凸版印刷はフュージョン社の株式取得や第3四半期決算が好感され上げ幅拡大
- 2023/2/10 10:17
- 業績でみる株価
■連結売上高は9.4%増加し営業利益は12.1%増加
凸版印刷<7911>(東証プライム)は2月10日、3日続伸基調となり、午前10時にかけては7%高の2235円(147円高)まで上げ、直近2日間に比べて上げ幅を大きく広げて出直りを強めている。2月7日にダイレクトマーケティングのデータ分析などを行うフュージョン<3977>(札幌アンビシャス)の株式取得を発表して注目されたのに続き、9日15時には第3四半期決算を発表。第3四半期の連結売上高(2022年4~12月・累計)は前年同期比9.4%増加し、営業利益は同12.1%増加したことなどが好感されている。
23年4月にセキュア事業をトッパン・フォームズ株式会社に統合し、「TOPPANエッジ株式会社」に商号変更し、リソース融合による競争優位性の強化を目指すとした。第3四半期累計の連結売上高は前年同期比9.4%増の1兆2136.28億円となり、営業利益は同12.1%増の497.92億円だった。今3月期の連結業績予想は据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)