イトーキはスマートオフィス領域で「Google Cloud」と協力しDXをさらに加速
- 2023/2/10 13:43
- プレスリリース
イトーキ<7972>(東証プライム)は2月10日、2022年4月にGoogle Cloudと合意した新商品開発およびAIによるデータ分析・活用の領域における取り組みに関するJBP(ジョイントビジネスプラン)について、2023年2月時点における各種取り組みの進捗状況を公開した。
【提携の背景および概要】
新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌の社会的要請のもと、”働き⽅”や”働く環境”に対する⼈々の価値観が⼤きく変化し、ポストコロナ時代においてもこの流れは⼀定程度継続・拡⼤することが予想される。こうした状況の中、イトーキは顧客が「働く環境」に期待する価値を具現化するための提案⼒強化と商品・サービス拡充を図ることにより、ポストコロナ時代の「働く環境」づくりをリードしていくことで、⾼い利益を創出し続ける企業へと進化する。
そして、イトーキは、最先端のクラウド技術と革新的な働き方を実践するGoogle Cloudの考え方に共感し、スマートオフィスコンセプトを体現する新たな製品やサービス開発においてそのテクノロジーを活用することを決定した。Google Cloudを活用しながらGoogle Cloudのチームやパートナー企業と連携しプロジェクトの推進やサービス提供基盤の確立、イノベーション推進の加速を目指し、顧客が「働く環境」に期待する価値を具現化するための提案力強化と商品・サービス拡充を図ることにより、ポストコロナ時代の「働く環境」づくりをリードしていく。
この取り組みにおいて、両社は以下の活動を協力して実施してきた。
・Google Cloudのパートナー認定取得
・Google CloudのAI製品を活用したデータ分析サービス「ITOKI OFFICE A/BI」の構築
■一歩先の顧客体験を実現するEコマース事業の推進
1つ目の「Google Cloudのパートナー認定取得」については、Google Cloudで構築されたイトーキのサービスの市場開拓に向けて、プロダクトの機能強化、拡張するための統合ソリューションの開発をGoogle Cloudのパートナープログラムの特典を活用しながら、より一層進めていく。
2つ目の「Google CloudのAI製品を活用したデータ分析サービス「ITOKI OFFICE A/BI」の構築」については、オフィスレイアウトのプランニングデータとイトーキのクラウドサーベイ「Performance Trail」で計測したパフォーマンスや心身のコンディションのデータ、位置情報サービス「Workers Trail」で取得した活動データを Google Cloud 上で統合することで、企業の生産性や従業員のWell-beingの向上につながっているワークスペースの特定や使い方の分析が可能になった。自社データでの実証を経て、2023年中にデータドリブンなオフィス構築サービスの提供開始を予定している。
3つ目の「一歩先の顧客体験を実現するEコマース事業の推進」については、イトーキのECサイトとリアルなショールーム来館者の情報の連携によりOMOの顧客体験を促進する、新たな価値提供について検討を進めている。
【イトーキのオフィス関連事業について】
イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきた。
コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、ワーカーが”集合して働く”環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの”分散して働く”環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援している。
・Google Cloud は Google LLC の商標である。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)