【株式市場】日経平均は86円高となり4日ぶりに反発、TOPIXは6日続伸

◆日経平均は2万7670円98銭(86円63銭高)、TOPIXは1986.96ポイント(1.96ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は朝にSQ算出売買があり13億9618万株

 2月10日(金)後場の東京株式市場は、自動車株や電子部品株が総じて引き続き軟調に推移し、海運株も高安混在のまま、円相場の下値が固いからとの指摘。前場上げた鉄鋼株や大手商社株は一進一退となり、銀行株も高値もみあい。半面、前引け後に四半期決算を発表した日清紡HD<3105>(東証プライム)は一段高で始まり、14時に発表した石油資源開発<1662>(東証プライム)も一段高。日経平均は104円高で始まり、終盤まで60円高から70円高の水準(2万7650円前後)で推移し、大引けは4日ぶりの反発となった。TOPIXは6日続伸。

 後場は、神戸鋼<5406>(東証プライム)が引き続きストップ高買い気配のまま大引けまで推移し、業績予想の増額など好感。13時に四半期決算発表した大王紙<3880>(東証プライム)は一瞬下げた後一段高。ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)は朝から買い気配のまま後場の中頃にストップ高で値がつき大引けまでストップ高。トレーディア<9365>(東証スタンダード)は14時に発表の四半期決算や未定だった業績予想が好感されて急伸しストップ高。DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は三井化学との提携を受けた上値追い相場が再び強まり一段高。アルー<7043>(東証グロース)は12月決算と今期予想など好感され朝方巣とpp高で売買された後大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は朝のSQ算出分が加わり13億9618万株(前引けは7億6117万株、売買代金は3兆4510億円(同1兆8275億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は808(前引けは933)銘柄、値下がり銘柄数は946(同817)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、保険、その他製品、銀行、機械、パルプ紙、ガラス土石、ゴム製品、建設、電力ガス、電気機器、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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