
売上高160億3,800万円(前年同期比119.1%増)、営業利益85億2,400万円(前年同期△33億1,200万円)、経常利益85億1,900万円(同△31億6,100万円)、純利益47億1,100万円(同△22億8,900万円)と大幅増収増益で黒字転換となった。
大幅増収となった理由は、同社が企画開発したSANKYO子会社・ビスティ社製の「CR新世紀エヴァンゲリオン〜最期のシ者〜」の累計販売台数が23万7,000台と過去最高の台数を記録したことが挙げられる。
エヴァンゲリオンシリーズは好評で、パチンコ機はほぼ年1回のペースで販売されている。04年12万5,000台、06年16万1,000台、07年18万7,000台、08年20万台、09年23万7,000台と益々人気化している。
全国のホール経営者は、人気のパチンコ機であるエヴァンゲリオンの最新作をより多く導入することが売上の拡大につながることを認識しており、商品の質が毎回向上しているため、同社に年々多くの台数を注文することになる。なお、注文を受けて製造台数を決めたうえで生産することから、売れ残る心配も無い。パチンコメーカー、ホール経営者にとって、同社の企画力と販売力は必要不可欠なものとなっている。
キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フロー47億4,800万円、投資キャッシュ・フロー△1億3,100万円、財務キャッシュ・フロー△10億2,800万円となり、第1四半期末の現金及び現金同等物の残高は147億6,700万円と前期末より35億8,500万円増加している。自己資本比率は78.5%と前期末より2.7ポイント改善。
第1四半期決算の発表日の8月4日に13万5,500円であった株価は、翌日5日に高値14万3,500円を付けたが、その後は反応薄で8月28日には13万6,300円。今後の見直しが予想される。
■中期経営計画によると2014年3月期には営業利益250億円
通期連結業績予想は、売上高700億円(前期比4.2%減)、営業利益100億円(同410.2%増)、経常利益100億円(同909.1%増)、純利益45億円(前期は14億8,000万円の損失)と減収ながら大幅増益で黒字転換を見込む。
同社は中期経営計画を発表しているが、目標とする営業利益は今期100億円、11年3月期140億円、12年3月期170億円、13年3月期200億円、14年3月期250億円以上を掲げている。
パチンコ・パチスロ業界には多数の流通販売業者があるが、同社と同様のビジネスモデルと全国ネットワークおよび営業力を有する企業は他にないため、業界での同社の優位性は揺るがないものとなっている。パチンコ・パチスロ業界は数十兆円を超える市場であることから、同社の成長は今後も継続すると思われる。