
売上高63億6900万円(前年同期比28.2%増)、経常利益4億3000万円(同18.8%増)、純利益3億6200万円(同100.8%増)とこの不況にもかかわらず順調に売上を伸ばし、大幅最終増益を達成。
第3四半期間までに、08年3月に100%株式を取得したデイ・マックス、エム・ジェイが運営する店舗の業態変更に注力し、改装店舗数は12店舗となった。一方新規出店については、8月銀座に「のど黒屋 銀座本店」、11月名古屋に「天地旬鮮 八吉」、「博多もつ鍋 黒き」の3店を出店した。以上の結果、11月末の総店舗数は69店舗。地域一番店を目標に営業を行っているが、新店、既存店のいずれにおいても業績は順調に推移している。
同社の強みは何といっても新潟・島根の漁港、魚市場の12市場で買参権を持っていることである。したがって、新鮮な魚介類をどこよりも安く仕入れることが出来る。第3四半期までの売上原価率を見ると25.8%と前年同期より0.7ポイント改善していることから、店舗数が増えても安定的に継続的に原価率を調整できることが窺える。また、ROAは、前年同期の6.52%から7.05%へと更に改善しているため事業運営が順調であることが分かる。
キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フロー8億2400万円、投資キャッシュ・フロー△8億5300万円、財務キャッシュ・フロー△2億500万円とM&Aにより12店舗、新規出店により3店舗と店舗数が急増しても営業キャッシュ・フローと投資キャッシュ・フローがほぼ同額であることから、無理なく事業を拡大しているといえる。現金及び現金同等物の期末残高は8億8500万円と前年同期比で2億300万円の増。自己資本比率は58.3%(前年同期54.3%)と4ポイント改善。
通期連結業績予想は、売上高87億4000万円(前期比25.0%増)、経常利益7億9500万円(同27.2%増)、純利益5億6700万円(同56.7%増)と大幅増収増益で、最高益更新を見込む。
先述しているように、今後更に店舗数が増えても強い仕入力があるため、新鮮な魚介類を安定的に安価で仕入れることが出来ることから、同社の優位性は今後も継続すると思われる。
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