■メダル会員数45万5000人と対前年比で30.0%増

同社の代表取締役社長中川健男氏は決算説明会で、「アミューズメント業界は、金融不安、Wiiなど家庭用ゲームの伸長、ガソリン高騰、風営法の規制強化といわれるいわゆる4重苦により、地方・郊外型の店舗の客数・客単価のみならず、首都圏繁華街の立地にあっても客単価の減少が見受けられる等、景況悪化が鮮明となりました。そんな中、同社では、ピンチをチャンスと捉え、駅前好立地の店舗に積極的に出店しました。」と業界全体が出店を控える消極策の中で、条件の良いところに出店する積極策をとり、計画を上回る18店舗の新規出店を行ったことを発表した。
前09年3月期業績は、売上高275億円(前々期比21.0%増)、営業利益9億1500万円(同52.7%減)、経常利益6億4500万円(同66.3%減)、純利益3億5300万円(同57.3%減)とアミューズメント事業の新店効果と設計・施工事業の大幅増で増収となったものの、新店の初期投資、償却負担、既存店の苦戦(同8.4%減)にM&A費用も嵩み大幅な減益となった。
セグメント別の売上高、営業利益を見ると、アミューズメント事業の売上高207億1900万円(同7.0%増)、営業利益4億6300万円(同81.2%減)、施設・施工事業の売上高56億6900万円(同190.4%増)、営業利益12億3500万円(同896.0%増)、レンタル事業の売上高3億6400万円(同59.2%減)、営業利益5900万円(同4.8%減)、不動産事業の売上高7億4700万円(同45.0%増)、営業利益1億1800万円(同490.0%増)であった。
会員状況は、メダル会員数45万5000人(同30.0%増)、アドモバ会員数3万1000人(同520.0%増)と順調に増えている。アドモバ会員は、09年4月に全店舗・全ジャンル・全方位の新サービスとしてサービス内容を一新している。今期は、メダル会員60万人、アドモバ会員8万1000人とメダル会員15万人増、アドモバ会員5万人増を目標としている。
有利子負債は、08年9月に約200億円であったが、09年3月には161億5000万円に減少している。今期中に150億円まで削減する方針。
今期業績予想は、売上高260億円(前期比5.5%減)、営業利益11億円(同20.2%増)、経常利益8億円(同23.9%増)、純利益3億7000万円(同4.7%増)と減収ながら、増益を見込む。
売上高については、新店の通年寄与はあるものの既存店の売上高を対前年比91.3%で計画している。一方、今期の新規出店数をゼロとするため、前期新店の初期負担分が利益貢献する。施設設計事業は、受注額・利益率ともに若干減を見込んでいる。また、経費負担の減少と本部コストの圧縮で2億円以上のコスト削減を実施するとしている。
今期は「ピンチをチャンスに」を全社スローガンとし、行動指針として、3つのS(スマイル・シンプル・スピード)を挙げている。具体的には、顧客のニーズ・トレンドをいち早く見抜き、その情報を付加価値の高いサービスに昇華する。また、効率的なプロセス・システム化・見える化による支援体制を構築する。一方で、少数精鋭により組織横断的に業務を推進し、ハイレベルでの質の高いサービスを提供するとしている。
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