
究極の寿司ロボットといわれる理由は、シャリを練らず固めず低密度(特許出願中)で高性能なシャリ玉を供給し、シャリ玉を痛めない独自の計量方法で、まるでプロの寿司職人が握ったようなシャリ玉を作れるためである。しかもスピードは1時間に3600個もできることから、如何にプロの職人といえどもスピードの面では脱帽せざるを得ないだろう。
シャリ玉を作る際に、独自の櫛刃方式のシャッター刃を採用したことで、これまでと違い、シャリの一粒一粒を切ることなくソフトなシャリ玉を成形できることが大きな差別化といえる。デモンストレーションで作られたシャリ玉を実際手にとって食べてみたが、ふんわりとしていて口にいれれば自然とほぐれる感じがした。
また、これまでの製品より、一回りコンパクトとなり、省スペースでも設置が可能である。また、成形機のシャリ投入部が低くなったことで、小柄な人でも楽々使うことができる。しかも使用後に洗浄する際、これまでと違い工具を使用しなくとも楽に分解洗浄できる等、サニタリー性にも心配りしていることから、同製品の普及は早まるものと思われる。
更に、軍艦巻きの装置を付けると1時間3600個の超高速で軍艦巻きを作ることができる。しかも専用成形下型により、シャリ玉の転倒を防ぎ丁寧に海苔を巻き、美しく仕上げる。海苔は最高200枚まで載せる事ができて、海苔の残量が少なくなるとブザー又は本体の液晶画面の表示で知らせる。また、海苔カスの飛散を防止する水を張ったタンクを設けるなどこれまでの問題点を解消している。
同社は、販売促進策として、全国でスズモフェアを開催している。年々認知度は高まると共に集客力がついてきて、多くの食品業界の人達が集まるようになってきていることから、今回発表された超小型シャリ玉ロボットの売上が拡大することが予想される。同社ではこの新製品を投入したことで、寿司ロボットの売上は50%以上伸びると期待している。
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