■ネットワーク・ソリューション営業を中心に企業・自治体・医療・教育市場へ展開

100年に1度といわれる大不況に見舞われ、世界中のほとんどの企業が情報設備投資を抑制した影響から、同社の売上高は151億9800万円と前年同期比37.8%減となった。また、売上総利益率を前年同期の46.7%から48.5%と1.8ポイント改善し、更に販売管理費を16億7500万円削減するなど利益の確保に努めたものの、大幅減収をカバーするまでには至らず営業損失14億7600万円となった。更に為替差益5億2700万円があり、経常損失9億8600万円となったものの、最終利益については、欧州のリストラ費用1億2300万円を特別損失として計上したことから11億7000万円の損失。
今第2四半期間においては、国内のSMB(中小・中堅企業)への営業体制を整えるため、7月1日アライドテレシスとコレガが合併してサポート体制、コストパフォーマンスとスケーラビリティに優れたSMBソリューションを提供する環境を整えている。また、学校ICT環境整備を支援する「学校ICTキャンパーン」を実施している。一方で、自治体・医療・文教・企業への導入事例を「X900Day〜Solution Showcase〜」で紹介。
海外での活動としては、エドワーズ米空軍基地での実績を始め、SYNNEX Corp.との販売契約を締結。更に、Integra Telecomに50000ポートを超える機器を提供した。また、今期は世界中で新製品「Switch Blade x600」を発売し、今後もx900と共にネットワーク・ソリューションとして積極的に提供していく方針。
キャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フロー5億6200万円、投資キャッシュ・フロー△3億6800万円、財務キャッシュ・フロー15億6500万円で、現金及び現金同等物の期末残高は51億2900万円と期首残高と比較すると18億3200万円増加。
今通期業績予想は、売上高365億3000万円(前期比24.0%減)、営業利益3億6000万円(同88.2%減)、経常利益6億円(同100.7%増)、純利益1億2000万円(同73.3%減)を見込んでいる。
同社では最悪期は脱したが、企業の設備投資はまだ弱いと見ている。しかし、7月から案件が増えてきているので、下期は上期に比べ売上が伸びると予想。そこで、ネットワーク・ソリューション営業を中心に、企業・自治体・医療・教育市場への展開を進め、サポートサービスとネットワーク支援サービスを積極的に行い、パートナー企業との販売連携を強化していく。
同社の特長は、グローバル企業であり、IPトリプルプレイといった世界の最先端技術を持つ一方で、取り扱う商品は価格競争力に優れている点が挙げられるが、日本、米国、欧州、アジアオセアニアと世界を市場としていることから、内需だけに頼らないところも同社の特長といえる。
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