
既存店売上高は前年同期を2.0%下回ったものの、07年11月オープンした「表参道うかい亭」の売上高が寄与したことで、全体では増収となった。しかし、「ウカイリゾート」の閉鎖を決議したことから、固定資産減損損失3億3900万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額2900万円を計上したため、最終利益が大幅減益となった。とはいえ、営業・経常利益はともに2ケタ増益であることから事業は順調といえる。
事業別の状況を見ると、まず飲食事業では、「表参道うかい亭」、「東京芝とうふ屋うかい」の客単価上昇、来客数の増加が続いている。「とうふ屋うかい大和田店」、「とうふ屋うかい鷺沼店」も計画通りであったが、その他の既存店では来客数の減少により減収となった。利益面については、原材料の高騰に対してはメニュー構成の工夫により原価率を抑え、人員効率や消耗品費用の見直しを図って、販管費の低減に努めた。
文化事業では、箱根周辺の集客が減少するなかで、「箱根ガラスの森」も団体客の来館者数が減少したが、「河口湖オルゴールの森」の来館者数が増加したことや客単価の上昇が寄与し、増収となった。
今後の動向としては、40数年も奥高尾で旗艦店「うかい鳥山亭」、「うかい竹亭」を中心に営業を続けていたが、06年から都心部の銀座、芝、表参道に出店し大成功を収めていることから、集客力の見込める都心部への出店が進むものと予想される。まずは、今秋9月頃丸の内に「MARUNOUCHI うかい GRILL RESTAURANT」(仮称)をオープン。引き続き江戸文化発祥の地である日本橋に出店する計画。同社の経営理念は「利は喜びの陰にある」に凝縮されているように、接客の丁寧さには定評があることから益々収益は拡大するものと思われる。
通期連結業績予想は、売上高134億円(前期比2.0%増)、営業利益8億5000万円(同31.4%増)、経常利益6億5000万円(同39.6%増)、純利益7000万円(同63.9%減)を見込む。
株価の変動幅は小さく、株主はうかいファンがほとんど。
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