
しかし、5月7日の発表では、4月の時価総額が上場基準値をクリアしたことで、買い安心感が広がり、4円の株価がついているが、今後の事業展開次第では株価上昇が期待できる。
同社は、今年1月にヒューネットからRISEに社名変更している。更に、代表取締役社長に兵頭利広氏が復帰し、再度最前線に立ち、事業の建て直しのために指揮を執ることになった。
ヒューネット時代は、不動産・環境・液晶事業の3部門を事業の核にしていたが、環境・液晶事業が軌道に乗らず、業績が低迷した。
その後、不動産事業のみに経営資源を集中する一方で、有利子負債の削減に努めてきた。その結果、一時370億円あった有利子負債が、今期は9億3000万円までに減少している。また、昨年に株式会社東理ホールディングスとの業務提携を解消。
今10年3月期連結業績予想は、売上高27億円(前期比56.8%減)、営業利益1億4000万円(前年同期は△32億1500万円)、経常利益1億3000万円(同△35億1500万円)、純利益1億3000万円(同△43億9900万円)と大幅減収ながら黒字転換を見込む。
今期も経営資源を不動産事業に集中し、利益とキャッシュ・フローを重視した計画を確実に遂行していく方針。売上高の背景は、マンション及び宅地分譲の不動産物件の販売約24億円、賃貸収入及び手数料収入等約3億円を見込んでいる。
前期に群馬県高崎市のマンション全116戸中61戸契約済み。残りの55戸と福島県郡山市の宅地分譲が今期の販売計画の核となる。群馬県高崎市のマンションは駅から7分の好立地であることから人気が高く、値引き販売の必要も無く、計画通りの価格で販売が進んでいる。また、金融機関からの借り入れは一切無いため、販売額がそのまま収入となる。
財務内容は、前期に有利子負債を44億4800万円返済していることから、自己資本比率は65.6%と健全である。また、経費の削減に努め、販売管理費は07年60億3600万円、08年16億6900万円、09年9億6800万円と大幅な削減に成功している。
しかし、今期までの事業方針は明確であるが、今後の方針については、まだ明確になっていない。そのため、6月の株主総会で、今後の方針が明確になると思われる。
これまでの負債整理に一定の目処が立ち、今期黒字転換が見込めることから、これからの同社の再スタートに注目が集まる。