提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.10 |特集
松田産業:貴金属事業では「東アジアNo.1のリファイナー」を目指す |
■関連法規制に則った営業強化で事業拡大![]() 同社の事業は、貴金属事業、食品事業に分かれているが、今回は食品を除いた、貴金属のリサイクル、環境事業に焦点を当てる。 まず、貴金属事業では、「東アジアNo.1のリファイナー」を目指し、国内・海外において電子部材、化成品等の販売及び貴金属リサイクル原料回収を行っている。これまでタイ、フィリピン、シンガポールおよび中国(蘇州)に現地法人による活動拠点を持ち、タイでは製錬工程を稼動させるなど、海外拠点の強化に努めている。 今後も東南アジア地域における中長期的なエレクトロニクス関連需要の増大見通しをふまえて、事業を拡大し、資源のリサイクル事業に取り組む。 環境部門においては、社会的な環境問題への取り組みに応えるべく、同社が所有する廃酸・廃アルカリ処理設備や全国の許認可網に基づく処理ネットワークを活用し、エレクトロニクス業界や化学・薬品業界からの集荷拡大など、関連法規制に則った営業強化を行っている。 貴金属・環境処理の拠点である生産本部では、今後の量的拡大傾向を踏まえた設備増強と効率化のための投資を逐次実行するとともに、回収原料の多様化や回収貴金属の対象範囲の拡大に対応した製錬技術により、成果を挙げている。 また、エレクトロニクス業界のニーズに的確に対応したメッキ用化成品の開発など、研究開発にも積極的に取組み、排出物規制強化への対応や地球環境負荷軽減のニーズを踏まえた廃液・排水・排ガスの適正処理技術の構築や、省エネルギーの推進などの課題に対しても積極的な姿勢で取組んでいる。 |
●環境関連銘柄特集:ストップ汚染・地球温暖化(順不同)
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