2013年09月24日
【建設ビッグプロジェクト関連特集】北海道・北陸・九州の各整備新幹線
国土交通省は2012年6月に、2008年3月(九州新幹線・武雄温泉〜諫早間)以来となる整備新幹線の新たな区間の着工を正式認可し、すでに建設が進んでいる。
新たに正式認可した整備新幹線3区間は、九州新幹線・長崎ルートの諫早〜長崎間、北陸新幹線の金沢〜敦賀間、北海道新幹線の新函館〜札幌間で、開業予定は諫早〜長崎間が2021年度末ごろ、金沢〜敦賀間が2025年度末ごろ、新函館〜札幌間が2035年度末ごろを目指すとしている。
事業費については、九州新幹線・諫早〜長崎間が2100億円規模、北陸新幹線・金沢〜敦賀間が1兆1300億円規模、北海道新幹線・新函館〜札幌間が1兆6700億円規模で、3区間合計の総事業費は3兆円を超える規模だ。建設資材の価格上昇分を含んでいるとしているが、1年ごとの支出額を抑えるために各区間の工期を類似事業に比べて長く取っているため、工期が長くなることで結果的に総事業費はさらに膨らむ可能性があると指摘されている。
なお九州新幹線・長崎ルートおよび北陸新幹線は一部の区間で在来線を利用するため、車輪の間隔を変えて相互乗り入れできるフリーゲージトレイン(FGT=軌間可変電車)を導入する計画だ。>>>続き
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