提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集
武田薬品工業は潤沢な資金でM&A活発化 |
株価4,640円(10月20日終値) 単位株数100株 武田薬品工業<4502>(東1)は、国内首位の製薬メーカーで、糖尿病治療薬「アクトス」と高血圧治療薬「ブロプレス」が主力である。バイオ医薬品の米アムジェン日本法人や米ミレニアム社を買収するなど、潤沢な資金を背景にM&Aも活用して、抗ガン剤分野や海外の拡大を推進している。09年3月期は買収関連費用が減益要因となるが、国内販売好調に加えて、米TAP社の完全子会社化や米ミレニアム社の買収も寄与して計画を上回る公算だ。 〔株価診断〕 市場全体が混乱する中で4,000円近辺まで急落し、年初来安値を更新した。ただし目先は下げ渋る動きだ。PERの割安感には欠けるものの、年初からのボックスレンジである5,000円台を回復すれば、底打ち確認の形となる。財務基盤は強固で資金は潤沢であり、増配や自社株取得・消却などで株主重視の姿勢を強めている点にも注目したい。 |
●厳選 中長期的観点の優良5銘柄
銘 柄 | 記 事 |
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・武田薬品工業<4502> | 潤沢な資金でM&A活発化 |
・新日本製鐵<5401> | 指標面での割安感が台頭 |
・パナソニック<6752> | 業績好調、社名変更の経営戦略も注目 |
・ファナック<6954> | 圧倒的シェア、高収益、無借金が強み |
・トヨタ自動車<7203> | 日本を代表する超優良企業 |
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