提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.10.26 |特集
東京モーターショー関連銘柄特集(1):環境対応技術を世界にアピール! |
■大手メーカーのコア戦略はさまざま![]() 日産自動車<7201>は、2010年秋に日米欧で発売する5人乗りEV専用乗用車「リーフ」や、前後2人乗りで車体を傾けながら曲がる超小型EV試作車「ランドグライダー」などを出展している。カルロス・ゴーン社長が「ゼロエミッション車の時代が到来した」とコメントするなど、環境対応車ではEVを中心とする戦略だ。2012年以降には小型商用車、高級車などでもEV専用車を順次商品化するとともに、米国でEVとリチウムイオン電池の生産も開始する計画だ。さらに、充電システムの普及促進、リチウムイオン電池の再利用などにも積極的に取り組む方針だ。 ホンダ<7267>は、四輪車ではスポーツタイプのHV専用車「CR−Zコンセプト」、6人乗りでミニバンタイプのHV試作車「スカイデッキ」、軽自動車よりも小さいEV「EV−N」、二輪車では電動式の「EV−カブ」や「イーブ・ネオ」などを公開している。「環境性能に優れたHVの普及が優先課題」として、HVの品揃え強化を基本戦略としているが、EVについても2010年代前半をめどに米国市場に投入する模様だ。 三菱自動車<7211>は、EVを世界戦略車とする方針で、今年7月には世界初の量産EV乗用車として「アイ・ミーブ」を発売した。今回は「アイ・ミーブ」の商用車タイプとなる「アイ・ミーブ・カーゴ」や、家庭用電源で充電できるSUV(多目的スポーツ車)タイプのPHV試作車「コンセプト・ピーエックス・ミーブ」を出展している。また「アイ・ミーブ」の輸出を拡大して、2020年には総生産台数の20%をEVやPHVとする方針だ。 |
●東京モーターショー関連銘柄特集
目 次 | 記 事 |
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東京モーターショー関連銘柄特集(1) | 環境対応技術を世界にアピール! |
東京モーターショー関連銘柄特集(2) | 燃費性能向上などコア戦略は多彩 |
東京モーターショー関連銘柄特集(3) | 素材・部品メーカーに注目! |
東京モーターショー関連銘柄特集(4) | リチウムイオン電池分野の主役! |
東京モーターショー関連銘柄特集(5) | 電池事業拡大へ向かう三洋電機 |
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