提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.11 |特集
信越化学工業はM&Aの原資とする計画で、今後の展開に期待大 |
信越化学工業<4063>(東1)は、10月23日に2009年3月期第2四半期決算と併せて自社株買いを実施すると発表している。 自社株買いは、300万株(自己保有株式を除く発行済み株式総数の0.70%相当)・160億円を上限として、取得期間は10月24日から11月17日までとしているが、同社は、断続的に自社株買いを実施しており、取得した株式は将来のM&A(企業の合併・買収)の原資とする計画で、さらに自社株買いを進める可能性も高く、今後の展開に期待が持てよう。 足元の業績、第2四半期決算は、米国シンテック社が手がける塩ビ系化成品の販売拡大などで、営業利益が前年同期比7.2%増の1501億100万円に着地、通期の営業利益は前年比6.9%増の3070億円と堅調に推移する見込み。今期予想PER9倍台と割高感もない。 株価は、10月10日につけた年初来安値3620円が下値として確認された感が強く、押し目買い妙味が膨らもう。 |
●好業績・成長期待の自社株買い銘柄(順不同)
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