ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に |
■「mixi」の月間ログインユーザー数は増加 ミクシィ<2121>(東マ)は底値ゾーンでの展開が続いている。2月4日に発表された今2011年3月期第3四半期累計決算では営業利益が27億円(前年同期25億円)と好調な数字を確保。通期の見通しについても営業利益を従来の27億7000万円から32億円(前期27億5200万円)へ上方修正した。 ソーシャル・ネットワーキングサービス(SNS)「mixi」の昨年12月の月間ログインユーザー数(1ヵ月に1度以上ログインしたユーザー数)は約1454万人と前期末の1386万人から増加している。 「mixiボイス(つぶやき)」の利用が拡大し、日記と並ぶ主要コミュニケーション機能に成長してきたことなどがユーザー数の増加につながっている。つれて「mixiモバイル」の広告販売が順調に推移したほか、「mixiアプリ」の課金における収益化が進んできたことが利益の増加につながっている。 ただ、今期増益とはいえ増益率は小幅、株価は従来の高成長路線の延長線上で展開しているため、指標面では割高感は否定できない。株価が動くには来期の大幅増益が不可欠と言えそう。 |
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