クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる |
■有料会員数が順調に増加 クックパッド<2193>(東マ)の業績が好調に推移している。料理レシピの投稿・検索等が可能な「クックパッド」および「モバれぴ」をウェブサイトおよびモバイルサイトで運営しているが、ここへきては特にモバイルサービス強化に注力。既存利用者の満足度向上に取組んだほかアイフォーン向けアプリなど新デバイス対応も進め、有料会員数が順調に増加している。 また、既存顧客を中心としてレシピマーケティングを積極的に展開、顧客商品の認知度が向上により商品の売上増に反映されつつある。この結果今2011年4月期中間決算では売上げが15億4500万円と前年同期比73%も増加し、営業利益も8億6400万円と同2.1倍の大幅な伸びを記録した。 通期の業績については売上げ32億5200万円と前期比47%増、営業利益14億8600万円と同40%増益を見込んでいる。ただ、好業績にも関わらず株価は反応薄で、やや材料出尽くしてきな動きも感じられる。四半期ベースで見ると第1四半期の営業利益3億9400万円に対し、後半のそれは4億7000万円と一時に比べやや増益率が鈍化していることが響いているようだ。 業績向上の源泉となる利用者数の増加がなお継続するかどうかが株価、業績を見る上での注目点だ。今期第3四半期の累計決算は3月4日に予定されている。 |
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