サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加 |
■会員数の増加の勢いがポイント サイバーエージェント<4751>(東マ)が強調相場を継続、株価は2006年以来の水準にまで買い進まれてきている。株価強調の根源は業績の伸び。今2011年9月期第1四半期の営業利益は35億5800万円と前年同期比68%の増益を達成、市場の事前予想を上回ったことで見直し買いが膨らんできている。 パソコン向け仮想空間「アメーバピグ(ピグ)」の会員数が昨年末現在で1292万人と前年同期比末現在の728万人から急増している。つれて仮想空間内での広告や有料アイテム販売が伸びていることが好業績の要因。 今期の営業利益は110億円と(前期92億2500万円)の見通しだが、アナリスト筋は今期の増額、来期の大幅続伸を想定する声が強く、レーティングの引き上げも相次いでいる。 ただ、今期のPERは22倍に達しており、来期の大幅増益を織り込んでも決して割安な水準ではない。それをさらに上回るだけの急激な利益の伸びを確保するかどうかだが、当面は会員数の増加の勢いがどこまで続くかがポイントになる。 |
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