カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に |
■決算が高成長路線評価を満たすものか注目 カカクコム<2371>(東1)は1月12日の上場来高値52万円からの目先調整場面を迎えている。2月2日に発表された今2011年3月期第3四半期の累計決算は営業利益56億1600万円と前期比50%増を達成した。 運営サイト『価格.com』の利用者の増加により、『価格.com』の掲載ショップからの手数料収入や、広告収入が増加し、『食べログ』において、有料サービス利用レストラン数が伸びたことが好業績の背景。 ネットビジネスにおけるBtoC、EC(消費者向け電子商取引)の市場は、2010年度の約7兆3123億円から2015年度には11兆8066億円へ拡大するものと想定されており、成長への期待人気は強い。 会社側は通期の営業利益について当初の75億円(前期54億円)の見通しを据え置いたが、アナリスト筋は79億円への上振れ着地を想定する声が強い。ただ株価は既にそうした飛躍を想定した上での価格形成になっている。来2012年3月期の業績が今の高成長路線評価を満たすものになるかが注目点。 |
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