ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に |
■「ニコニコ動画」の更なるサービス強化 ドワンゴ<3715>(東1)が再び年初来高値に水準を切り上げ、強調展開を続けている。今2011年9月期第1四半期業績は、売上げは86億円と前年同期比13%増を達成した。ポータル事業が牽引役で「ニコニコ動画」の更なるサービス強化やユーザー利便性の向上に注力。 プレミアム会員が順調に増え、売り上げに大きく貢献した。ゲーム事業もパッケージソフト等の販売が伸び、全体で2ケタの増収となった。一方、ゲーム事業における開発費やポータル事業における生放送制作費など外注費の増加等により営業利益は3億9400万円と前年同期比11%減となった。 通期については売上げこそ350億円と前期比15%増加するが、営業利益は15億4000万円と同19%減少の見込み。それにも関わらず株価の評価が高いのは「ニコニコ動画」の成長性。社会的な認知度はまだ今ひとつだが、政治・音楽・スポーツ・芸能・ニュースなどを中心に、他のメディアには無い斬新なコンテンツを提供、有料会員が大幅に伸びており、今後の収益向上への期待値が高まっている。今期業績についても会社側の見通しは保守的との見方が強く、増額先取りの動きが強まっている。 |
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