>>【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
■「ニコニコ動画」の更なるサービス強化

ドワンゴHP ドワンゴ<3715>(東1)が再び年初来高値に水準を切り上げ、強調展開を続けている。今2011年9月期第1四半期業績は、売上げは86億円と前年同期比13%増を達成した。ポータル事業が牽引役で「ニコニコ動画」の更なるサービス強化やユーザー利便性の向上に注力。

 プレミアム会員が順調に増え、売り上げに大きく貢献した。ゲーム事業もパッケージソフト等の販売が伸び、全体で2ケタの増収となった。一方、ゲーム事業における開発費やポータル事業における生放送制作費など外注費の増加等により営業利益は3億9400万円と前年同期比11%減となった。

 通期については売上げこそ350億円と前期比15%増加するが、営業利益は15億4000万円と同19%減少の見込み。それにも関わらず株価の評価が高いのは「ニコニコ動画」の成長性。社会的な認知度はまだ今ひとつだが、政治・音楽・スポーツ・芸能・ニュースなどを中心に、他のメディアには無い斬新なコンテンツを提供、有料会員が大幅に伸びており、今後の収益向上への期待値が高まっている。今期業績についても会社側の見通しは保守的との見方が強く、増額先取りの動きが強まっている。

●【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
・ミクシィ<2121>(東マ) ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に
・グリー<3632>(東1) グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
・ディー・エヌ・エー<2432>(東1) ディー・エヌ・エーは足元の増益織り込む、海外展開の動向に注目
・カカクコム<2371>(東1) カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に
・サイバーエージェント<4751>(東マ) サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
・デジタルガレージ<4819>(JQS) デジタルガレージはツイッターの成長性を取り込む相場展開に
・ドワンゴ<3715>(東1) ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
・クックパッド<2193>(東マ) クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
・楽天<4755>(JQS) 楽天は株価の先行に一巡感、業績のフォローを見守る局面へ移行
・ボルテージ<3639>(東マ) ボルテージは「GREE」向けのソーシャルアプリがヒット
・アイフリーク<3845>(JQG) アイフリークは分割落ち妥当値下回るが出直り余地
・イー・ガーディアン<6050>(東マ) イー・ガーディアンは妥当株価を模索する動きが続く
・インタースペース<2122>(東マ) インタースペースはソーシャルメディア事業へ本格参入
・クルーズ<2138>(JQS) クルーズはソーシャルゲーム関連人気の波及で急騰特性に弾み
・フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ) フライトシステムコンサルはソーシャル事業を本格始動!

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