グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定 |
■海外展開の成功がキーポイント グリー<3632>(東1)は2月2日の戻り高値1364円にチャレンジの勢いを見せている。今2011年6月期中間決算は営業利益が131億4600万円と前年同期比46%の大幅増益を達成した。 大手通信事業者との連携やTV−CM放映等によるプロモーションに取り組み、モバイル・PC向けSNS「GREE」のユーザー数がモバイル・PC合計で2383万人に達し、広告、アプリなどの収入が増加した。 四半期ベースで見ると前2010年6月期は第3四半期、第4四半期と営業利益は52億円台で停滞していたが、今期に入り第1四半期62億円、第2四半期69億円と再び増益ペースが高まってきたことが株価見直しの最大のポイントだろう。 また、中国でのモバイルコンテンツ展開の足掛かりとして、中国最大級のインターネットサービス企業であるテンセント社と業務提携を締結したことも、今後の期待材料として株価の上げを促進した格好だ。ソーシャルゲーム市場は国内市場にそろそろ頭打ち感が台頭するタイミングを迎えているだけに、海外展開の成功が新展開入りへの最大のキーポイントになりそう。 |
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