Q.「先物取引はどんな取引?」 |
先物取引というのは、原型は江戸時代のコメ取引に活用されていました。ある特定の商品を対象として、売り付け・買い付け時に受け渡しを行なわず、一定の価格で将来の売買を約束し、将来の一定の期日まで代金の支払いという受け渡しが猶予される取引です。
通常は、将来の価格の上昇を予測した場合には買い注文を出し、価格の下落を予測した場合には売り注文を出します。受け渡し日までに反対売買(買い方は転売、売り方は買い戻し)すれば、当初の契約価格と反対売買価格との差金の授受によって決済できます。先物取引の大きな特徴は、少ない資金で大きな取引が可能だという点です。しかし同時にリスクの大きな取引になります。