Q.「PERの見方は?」 |
PERは相対的に割安か割高かを判断するための投資尺度です。たとえばA銘柄の株価のPERが10倍、市場平均が20倍、類似企業のB銘柄が30倍だった場合、A銘柄の株価が相対的に割安、あるいはB銘柄の株価が相対的に割高と判断することができます。
しかしA銘柄の過去の株価水準が、概ねPER10倍前後で推移してきたとすれば、現在の株価水準は割高でも割安でもなく、ほぼ妥当な水準と判断することもできます。
土地の売却益など一時的な要因で純利益が増える結果、PERの値が低くなって割安に見えることもあります。PERの値だけではなく、個々の銘柄の成長力や事業内容による特性なども合わせて見ることが大切です。