Q.「株価と金利の関係は?」 |
一般的には、金利が上昇すると株価が下落し、金利が低下すると株価が上昇するという逆の相関関係だと言われています。
金利が上昇すると、借入金が多い企業の利息負担が増えて業績を圧迫します。資金調達コストが増えて企業の設備投資が抑制され、経済全体への悪影響が懸念されます。投資家の資金は、株式よりリスクが小さい債券などの金融商品にシフトします。金利が低下した場合は、この逆です。ただし金利上昇の初期の段階では、景気拡大期待で株価が上昇する傾向もあります。
借入金の多い電力、ガス、化学、鉄鋼、不動産などの業種の株価は金利動向に敏感なため、金利敏感株と呼ばれています。